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今回は、最近何度か新聞でも目にした【同床異夢】という四字熟語について掘り下げてみました。
【同床異夢(どうしょういむ)】の意味
「同床異夢(どうしょういむ)」は、文字通り「同じ寝床で寝ていても、それぞれ異なる夢を見ること」を意味します。
ここから転じて、同じ立場や場所、仕事をしているにもかかわらず、考え方や目的、思惑が異なる状況を表す四字熟語として使われています。
語源は中国の故事から
この言葉は、中国南宋時代の思想家である陳亮(ちんりょう)が書いた「与朱元晦書(しゅげんかいによせるしょ)」に由来します。
陳亮の書には、「同レ牀各做レ夢、周公旦不レ能二学得一何必一一説到二孔明一哉」という一文があり、これは「寝床を同じくしても別の夢を見れば、周公旦ほどの人物であっても互いの考えを理解することはできない」という意味です。
人間関係の本質的なズレを象徴する言葉として使われるようになりました。

使い方と例文
「同床異夢」は、組織内の意見の不一致や、協力関係にある間の目標の違いなどを表現する際に用いられます。
具体的な使用例をいくつかご紹介します。
- 政界再編といっても、政党同士の結合は同床異夢の印象が強い。
- この複雑なプロジェクトでは、我々が同床異夢になるのは仕方がないことかもしれない。
- イベント開催で3つの協力会社が集まったが、内容についてはどうやら同床異夢のようだ。
- たとえ親子であろうとも、経営手法については父と息子の考えが同床異夢である。
- 経営陣と現場の認識がずれており、まさに同床異夢だ。
- 夫婦であっても価値観がずれれば同床異夢になる。
- 同じプロジェクトに参加していても、目的が違えば同床異夢になる。
このように、協力しているように見えても、実は目指す方向が違うという状況を、ビジネスシーン・人間関係・チーム活動など広い分野で的確に表現できます。
類義語と対義語
- 類義語: 同床各夢(どうしょうかくむ)
- 対義語: 異榻同夢(いとうどうむ)
- 英語訳:We may sleep in the same bed, but we have different dreams.
「異榻同夢」は「異なる場所にいても同じ夢を見る」という意味で、「同床異夢」とは対照的に、意見や目標が一致している状態を表します。

呉越同舟との違い
「同床異夢」と似た言葉に「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」がありますが、これらには違いがあります。
「呉越同舟」は、敵対する者同士が共通の困難や目標のために一時的に協力する状況を指します。
一方、「同床異夢」は、同じ組織や仲間内で意見や目標が異なることを表す点で異なります。