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将来的に需要はどうなる?ビジネスマンのスーツ離れとそこにある背景

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こんにちは!
自由を目指す雄です。
今日も私のブログにお越し頂きありがとうございます!

皆様は職業柄スーツを着用しますか?

私はユニフォーム労働者なので学会や冠婚葬祭くらいしかスーツを着用する機会がありませんが、実は、ビジネスマンの間でもスーツ離れが進んでいるのです。

ではなぜ、スーツ離れが進んでいるのでしょうか。
その背景を探りたいと思います。

紳士服業界の減収減益

我が国の代表的な大手紳士服量販店である「青山商事」、「AOKIホールディングス」、「コナカ」、「はるやま商事」は苦戦が著しく、 2019年3月期までの決算数字が4社とも減収減益となりました。

大手紳士服量販店が、苦戦に追い込まれている大きな理由はビジネスシーンでのスーツ離れが大きな理由となっています。

ビジネスシーンでのスーツ離れ

日本でのスーツ離れが進む契機となったのは、ご存知の通り「クールビズ」です。

「クールビズ」は2005年、政府が地球温暖化・環境対策を目的とし環境省が中心となり行われる「夏期の軽装化キャンペーン」であり、夏場はノーネクタイと上着を着用しないことを推進しています。

当時、多くの若者はスーツに対して堅苦しくカッコいいと思わず、魅力を感じていなかった為、「クールビズ」が若者を中心に圧倒的な支持を得ました。

そして2011年以降、環境対策への意識が日本中で高まりを見せ、中高年にまでクールビズの普及が加速しました。
IT業界を中心に、ジャケットとパンツを組み合わせるなどオフィスのカジュアル化が急ピッチで進みました。


現在では多くの職場でカジュアル化が進んでおり、商談時でもスーツを着用せず、ジャケットとパンツという組み合わせで挑む人も多くなってきています。

このような流れは日本だけではありません。
むしろビジネスシーンでのスーツ離れは世界的な流れで、日本がその流れに乗り、脱スーツが進んでいるのです。

スーツ離れが進んだもう一つの理由として挙げられるのが、『団塊の世代』 の定年退職です。
戦後1947年から1949年生まれのいわゆる『団塊の世代』は、スーツを着用してバリバリ働いていた世代で、この世代の人達はスーツにお金をかけていました。『団塊の世代』は2007年から続々と定年退職を迎え、2005年当時の若者達に世代交代しています。

実際、総務省の家計調査によると、1989年に一世帯のスーツの年間支出金額の平均額は1万6000円超。それが2018年には約5100円と、3分の1にまで減少しています。

大企業でもカジュアル化

2017年伊藤忠商事が「脱スーツデー」を設けました。

金融業界では三井住友銀行が夏限定で本店行員の「Tシャツ、ジーパン勤務」 を認めました。

2018年5月から、アサヒグループでは「ビジネスカジュアル」を導入しています。
基本原則を設定している為、その基本原則に反しない限り服装は基本的に自由とのことです。

以下はアサヒグループの基本原則です。
(1) 食品業界にふさわしい、清潔感を損なわない服装
(2) TPOに応じた、ビジネスに適した服装
(3) お客様の視点に立った、来客対応可能な服装



このように大企業でもオフィスカジュアル化が進み、ジャケットとパンツを組み合わせたり、スニーカーに合わせるなど、機能性を重視するファッションが一気に浸透し始めました。

スーツ離れは止められない

時代の変遷か社会全体のスーツ離れの流れを、現段階では止められそうにないようです。

実際に、スーツが嫌で転職した若者もいる現代。
内勤や人に接する時以外はスーツでなくても良いのではないかとの意見もあり、賛同する声も沢山あります。

しかし、スーツを着用することで得られる効果もあります。
身だしなみを整えることは、そのままビジネスの成果につながっていきます。

私の周りにはスーツを好む若者が多くいます。
決して高いスーツを購入している訳ではありませんが、仕事をしている実感を得られるようです。

またスーツを着たビジネスマンを見て、今のネクタイの流行は細いのか太いのかなど観察しているようです。

私もスーツに憧れた人間ですので、もう少し私自身がリッチになれたら時にはスーツで出掛けたりしたいと思っています。

いかがでしたでしょうか?

世界的にスーツ離れが加速している現代。

そこには様々な背景がありました。

半年に一着スーツを新調出来るくらいの人間になるべく、今日も頑張ります。

自由を目指す雄でした!

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