こんにちは!自由を目指す雄です
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2020年春から商用サービスが始まる第5世代移動通信システム「5G」で、携帯電話大手各社は景観に配慮した基地局を開発しようと工夫を凝らしています。
基地局とは
最初に、基地局についておさらいしておきます。
スマートフォンなど通信機器と音声やデータを電波でやりとりします。
鉄塔を建てるスペースのない都市部ではビルの屋上に置く場合が多く、地下街や高層ビル向けの基地局もあります。
大容量のデータを瞬時に送受信できる次世代の高速通信規格「5G」の採用にあたって、通信各社は多大な投資が必要になりますが、その中心は基地局にあります。
4Gに比べて電波が短い
5Gは現行の4Gに比べて電波が遠くまで届きにくいという特徴があります。
従来は、1つの基地局で半径数キロメートルをカバーすることもありましたが、5Gでは半径800メートル程度しか飛ばない場合もあると言われています。
そのため、大量の基地局が必要となり多くの設置場所を確保しなければなりません。
街の景観に溶け込むよう配慮
大量の基地局設置場所の確保が難しい観光地や都市部おいては、その街の景観に溶け込むように配慮した基地局が開発されています。
NTTドコモは、電波を通しやすい素材でできたマンホールにアンテナを埋設し、地下で通信ケーブルに接続する仕組みづくりを進めています。
テーマパークなどの電柱のない場所を通信エリア化するのに向いていると言われています。
また、透明なガラスでできたアンテナをビルの窓に貼り付け、屋内外に電波を飛ばす「ガラスアンテナ」を開発し、いずれも4Gでは一部地域で実用化されており、5Gにも応用していく方針です。
KDDIが普及を見据えるのは、基地局を備えた発光ダイオード(LED)街路灯で、特に景観の良さを売りにする観光地の需要を見込んでいます。
政府は信号機を利用
5Gは自動運転といった先端分野での活用が想定されており、電波を途切れさせないことが重要になります。
政府は、基地局の設置場所として信号機を利用できるようにする方針を示しており、今後は身近な設備を5Gの普及に活かす取り組みが広がりそうです。
5Gは必要不可欠なテクノロジー
コミュニケーションの世界においてあらゆるもの同士がつながり、リアルな世界とサイバー空間が融合するSociety 5.0という考え方があります。
これまでの社会は、インターネット空間にある情報やデータを人が入手し、人の手によってさまざまな処理が行われてきました。
しかし、Society 5.0が実現すると、インターネット上にある膨大なデータをロボットやAIなどが自動的に処理を行い、人の手を必要とする作業が大幅に低減されることになります。
Society 5.0を実現することによって、自動車や自操する機械などの自動運転技術の実現や少子高齢化の問題、経済的格差の是正など多くの社会問題を解決できると期待されています。
5GはまさにこのSociety 5.0を実現するうえで必要不可欠なテクノロジーです。
4Gに比べて通信速度は20倍、遅延は10分の1、同時接続数は10倍となる5Gのサービス開始までもう間もなくです。