こんにちは!自由を目指す雄です。
今日も私のブログにお越し頂きありがとうございます!
先日、何気なく「日が延びたな~」と言った際に、近くにいたご高齢の方が、「冬至から米粒の長さずつ日が延びると言うからね~」と教えて下さいました。
早速、冬至と米粒の長さについて調べてみたところ、またまた楽しくなって来ました。
今回は、冬至について昔から伝わる言い伝えを知ろう!です。
二十四節気の一つ
冬至とは、二十四節気の第22で、北半球ではこの日が一年のうちで最も昼間の時間が短くなります。
現在広まっている定気法では、太陽黄経が270度の時で12月22日頃になります。
定気法とは、二十四節気を配置する方法の一つです。
冬至の日照時間は約9時間45分(東京の場合)で、夏至と比べると約4時間半以上短くなっています。
昔から冬至は「死に一番近い日」とも言われ、その厄払いの為に体を温めたり、無病息災を祈る風習があり、それらは今の時代にも引き継がれています。
古代中国では冬至を1年でいちばん太陽のパワーが弱まる日ととらえ、この日を境に太陽のパワーが強くなっていくことから、陰が極まって陽に戻っていくという意味の「一陽来復」として暦の起点になっています。
古代ヨーロッパでも太陽が一旦衰えてまた命が蘇ると考えられ、重要な行事やお祭りが行われていました。
日本では弘法大師が訪れるとされ、各家でごちそうを用意してもてなしました。
冬至に小豆粥を食べるのは、ある老婆の家に弘法大師が訪れたところ、不意の来客にごちそうする米がなく、小豆を混ぜた粥でもてなしたことに由来するという説があります。
老婆は弘法大師から不思議な米を3粒もらい、生涯米に不自由しなくなったそうです。
冬至に関する言い伝え
冬至から米粒の長さずつ日が延びる
コシヒカリの米粒は長さで例えるならば、一日に5.2mmずつ日が延びて行くことになります。
冬至を過ぎると昼の長さはじりじりと延び始めます。
成語林には、「昼の長くなる進み具合は、一日当たり約2分である。」と説明されています。
しかし、冬至直後では極々僅かの進み具合。
一日に10秒程だそうです。
冬至から畳の目だけ日が延びる
日が延びるということは太陽高度が高くなるので、部屋に入る日差しは窓側へ移動していきます。
畳の目は1.51cmらしいです。
この言い伝えの研究結果は、【折り紙&かたち散歩】で学ぶことが出来ます。
農業に関わる言い伝え
冬至は、太陽が復活する日と言われてきており、農業にとっては非常に重要な日でした。
その為、農業に関わりの深い言い伝えが今でも残されています。
・冬至の日が晴れだと翌年は豊作になる
・冬至の日が雷だと翌年は雨が多い
・冬至の日に南風が吹くと翌年は地震や大雨など災害が起こる
・冬至の日が雪だと翌年は豊作になる
まとめ
冬至について触れてみると、遥か昔から冬至という日が存在しており、それは太陽の力が復活する日とされていました。
これは、冬至を過ぎると太陽の力がしだいに強くよみがえると考えられていることに由来しています。
この冬至の太陽の復活の力が、農業の豊凶の占いと結びつき、様々な言い伝えが残っていました。
出典:草人木
出典:oggi.jp
出典:楽しい和!
出典:All About
出典:Wikipedia
出典:住友化学株式会社
出典:日本の行事と冠婚葬祭