こんにちは!自由を目指す雄です。
今日も私のブログにお越し頂きありがとうございます!
皆さんの周りにもいるでしょうか?
被害者意識の強い人。
今回は、先日私に起きた実体験を記事にしたいと思います。
目次
その時の状況
それは、ある日の出勤途中の電車内で起きました。
日本で働いているであろうと思われる他国籍の男性2人が、缶ビールを片手に持ち電車に乗って来ました。
座席中央の私の左隣に座り、缶ビールを飲みながら外国語で会話していました。
一駅目で乗客がごそっと降りたので、その男性2人は中央から端へ座席を移動しました。
私の左隣いた男性1人が何やらポケットの中を…。
「何か落としたんだ~」と、特別気にすることもなく目を逸らしました。
しばらくするとその男性が近寄って来て、「すいません」と言いながら私のお尻付近に手を伸ばし取った物は、ポケットから滑り落ちたのでしょう。
その男性のiPhoneだったのです。
それはあなたの不注意です。
問題はここから。
男性A:「教えてくれないの?」
男性A:「普通教えてくれるでしょ?」
男性B:「取られる前で良かったね!」
男性A:「危ないよ!」
と、片言の日本語でこんな感じの会話が聞こえてきた訳ですが。
ちょっと待てーっ!
まず、俺はあなたがiPhoneを落としたことすら知らない。
それに、あなたにもあなたの持つそのiPhoneにも全く興味がない。
そして、あなたのiPhoneを盗んで犯罪者になろうなんて微塵も思っていない。
勘違いしないで下さい!
それ以前に、iPhoneを落としたのは…
あなたの不注意ですから!
流石にこの時ばかりは仏の雄も、
「何なんだ?この強烈な被害者意識は!」
と、怒りと言うよりも半ば呆れた気持ちを抱いてしまったのです。
強い被害者意識とその特徴
生まれた国も違えば育った環境も違うから、物事の捉え方は人それぞれなのは十分分かっているのだけれど、今回のケースは強い被害者意識としか思えないわけで、では、こういった強い被害者意識を持つ人にはどんな特徴があるのだろうかと考えたわけでして。
自分を正当化する
正当化とは自分の言動におかしい点があっても、非を認めず自分が正しいと主張することを指す言葉です。
自分を正当化する人は、自分を正当化するために他者を悪者にしたり、批判をしたりします。そして、日常的に自分を正当化するような発言を続けていると、周りから相手にされなくなっていきます。
プライドが高く、自己評価を下げたくない
自尊心が強いというのは、自分を正当化する人の特徴であり、そこにあるのは「自己評価を下げたくない」という心理と考えていいでしょう。
自分を正当化する人は、周囲からの評価を大変に気にしますが、同時に、自分自身の評価についても気にしています。
ミスや失敗を指摘された場合、そのミスを認めてしまうと周囲からの評価が下がるだけではありません。
自分自身も、「ミスをしたダメな自分」とか、「人から指摘されたミスを認めてしまったダメな自分」という見方をするようになってしまいます。
プライドの高い男性には、そのように自己評価が下がることを嫌う人が少なくありません。
自尊心が高いために、自己評価を常に高く保っていたいと考えます。
他人からミスを指摘されても、それを認めず、自分には非がないと主張し、その主張を押し通すことで、高いプライドが維持されると考えていいでしょう。
自分を正当化すれば、周囲からの評価は下がることが少なくありませんが、自己評価が下がることはありません。
そこには「自分には非がない」という思い込みがあると考えていいでしょう。
それは自己欺瞞にすぎませんが、自己欺瞞によって高いプライドを維持しようとするのが、自分を正当化する人の心理なのです。
自分の間違いを認めたくない
誰でも人から間違いを指摘されれば少なからず嫌な気持ちになるでしょう。
しかし大体の人は、人から間違いを指摘されたら素直にそれを受け入れて自己反省をします。
そして正しい考えを教えてくれた相手に感謝をするものです。
しかし自分を正当化する人は反省する事が出来ません。
物事の道理よりも理屈や自分の感情が最優先に来てしまうタイプの人なのです。
自分の誤りを反省することなくまず自分を正当化し、自分のプライドを守る体制に入ってしまいます。
自分の間違いを認められない、いついかなる時も自分は一番正しいと思う心理の表れなのです。
自分を正当化する人は、自分を守る為だけを最優先にする感情的な人に多く見られます。
自己中心的
自分を正当化する人は基本的に自己中心的です。
自分さえ良ければ他の人のことはどうでも良い、とにかく自分が楽をしたり良い思いをしたいと考えます。
従って嫌な事や面倒な事はまず他の人に押しつけます。
その延長線上に自分を正当化するのです。
仕事や課題など様々な作業だけでなく、トラブルや面倒な事などもなるべく自分からは遠ざけたいのです。
いかに自分がトラブルに巻き込まれずに済むか、それを一番に考えています。
その結果として、自分を正当化して原因は他人のせいにするのです。
自分を正当化する心理とは、自己中心的で面倒なことは他人に全部押し付けたいところから来るのです。
問題から逃げたいという心理
自分を正当化する人は、他人に自分のミスを擦り付け、自分だけ問題から逃げています。
本来ならば、問題が起こった際に問題を直視し、自分で考え解決するのが正しい方法です。
それが出来ない理由がある時に、自分を正当化し、人の所為にして問題から逃げてしまうのです。
その理由とは、単に疲れている時から生育歴からトラウマまで様々なものでしょう。
その他に考えられるものとして、自分のミスを認めることが出来ない、自分の弱い心を隠したいために自己正当化をして誤魔化している自己欺瞞であることも考えられます。
実は臆病である
自分を正当化する人の心理として、自分が臆病であることが挙げられます。
気が小さく、何かに対して自分から責任を取ることが出来ないタイプです。
失敗してしまった時に、ついあれこれと言い訳をして自己正当化してしまうのは「失敗した」「ミスをした」という事実から自分が逃げ出したいからです。
誰でも自分の失敗や悪いところに自ら目を向けることは辛いことでもあります。
臆病な人はそもそも心が弱く、そのプレッシャーやストレスに耐え得ることが出来ないのです。
従って「自分は悪くない」と自己正当化してしまうのです。
自分を正当化する人の心理は、臆病で気が小さく、メンタルが弱いと言えるでしょう。
自己愛が強い
自分を正当化する人の心理として挙げられるものは強い自己愛です。
自分が大好きで一番大切であるため、失敗を認めることが出来ません。
自己愛が強い人は、周りからの評価を殊更に気にする傾向にあります。
失敗を認めることが出来ない為、周りにも「ダメな自分」と思われることが
自分で許せないのです。
そのため、何とか自分の評価を上げようと試み、結果自分を正当化してしまいます。
いくら正当化してみたところで周りの人の見る目は変化しないのですが、自分可愛さのあまり必死になります。
自己愛が強い人ほど自分を正当化してしまうのです。
ズルい
自分を正当化する人は、基本心理的にズルかったりします。
周りに上手く言い訳をして、咎められることから逃げたいという気持ちが、心の中にあるのです。
誰でも人から叱られたり注意を受けることは、避けたいし嫌なことです。
それでも社会人としての責任や、普通の倫理観を持っている人は謝罪し頭を下げることが出来ます。
しかし、ズルい人は上手く言い逃れ出来れば、問題を隠し切れたら、それで良いと考える節があります。
その様な人は、自分に甘く性格的にだらしないのです。
自分の失敗を誰かに押し付けても自分さえ心が痛まなければよい、そのような考えのズルい人は殊更に自分を正当化するのでしょう。
人をコントロールしようとする
被害者意識が強い人の特徴として、人に罪悪感を与えてコントロールしようとします。
これも自己愛が強く、どんなことよりも自分自身の地位や名誉を優先させたいと思う欲求が強いことの表れでしょう。
傍から見ると、何と自己中心的で非常識なのだろうと思いますが、「こうなったのも全て周りのせいだ」「自分が悪い訳はない」と解釈する脳内の仕組みが出来上がっているので、本人的に罪悪感は感じていません。
こういうタイプは、小さい頃から甘やかされたり、周りの人が助けてくれるような、ある意味恵まれた環境で育った人が多いのかも知れません。
そしてそれさえも、「周りが自分を甘やかしたからだ」と責任を周りに押し付けるでしょう。
こうした考えがあると、「悪い人が責任を取るのが当たり前だ」「悪いあの人が対応するべきだ」などと、周囲をコントロールするような考えに至るのです。
なりふり構わず自分を守ろうとする姿勢は、非常に悪質ながら痛々しくもあります。
感謝の気持ちが足りない
被害者意識が強い人のいちばんの特徴は「恩には鈍感で、恨みには敏感」ということです。
感謝の念は、生まれながらにして持っているものではありません。
感謝を日々繰り返すことで、感謝の気持ちが育ってくるものです。
もしかしたら、「いただきます」すら言わない感謝の少ない家庭に育ったことが被害者意識が強くなる原因の一つかもしれません。
にもかかわらず、自分がやってあげたことに関しては、感謝されないと腹を立て、「ありがとうの一言もないのか!」と相手を責めたりします。
周りの人は、そんな矛盾した態度に呆れている人も多いものです。
被害者を装う加害者
いかがでしたでしょうか?
被害者意識の強い人の特徴を挙げてきましたが、全てに共通する点は、過去の記事にも書きましたが、高くそびえ立つそのプライドなのです。
プライドを持つことは決して悪いことではありませんが、度を超え高くなりすぎると、それはとても大きな問題となるでしょう。
最後に言えることは、その強い被害者意識の本当の顔は、
被害者を装う加害者
であるということです。
出典:5セカンズ
出典:ドライバータイムズ
出典:サロン・ド・ファム
出典:ライフデータ
出典:生活百科