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雄渾雄編雄材大略

不必要なもの。蛇足。

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【蛇足(だそく)】は慣用読みである。本来の読み方と意味を学ぶ。

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こんにちは!自由を目指す雄です。

今日も私のブログにお越し頂きありがとうございます!

矜持】【捏造】【漏洩】【堪能】【消耗】【情緒】【攪拌】【攪乱】【貪欲】【固執】【端緒】【輸入】【宿命】【設立】【睡眠】と続いてきています慣用読みシリーズ。

その第16回目は、【蛇足】です。

今回は、【蛇足】の本来の読み方と意味を学びます。

【蛇足】の本来の読み方

本来は、「じゃそく」と読みます。

「じゃ」は、【蛇】の呉音になります。

参考:精選版 日本国語大辞典

【蛇】の読み方は、以下のように変化して来ました。
呉 音→ジャ
漢 音→タ
慣用音→
参考:旺文社漢和辞典 改訂新版

【蛇足】の意味

➀よけいなものを付け加えること。無用なもののたとえ。
②他人がしたことに、さらに自分が付け加えることをへりくだっていうことば。⇒かこみ〖故事〗

出典:旺文社国語辞典 改訂新版

〖故事〗
楚の国で、主人からもらった大杯の酒を召使たちが飲むとき、蛇の絵を一番早く描いた者が飲むという賭けをしたが、素早く描き上げた男が余裕をみせて蛇に足を描き添えたため、うその絵はだめだと言われて、その男は飲みそこねた話によります。〈戦国策〉

へびを描いて足を書き添えること。転じて、無用なことをするたとえ。

出典:旺文社漢和辞典 改訂新版

【蛇足】の英語訳

a superfluity
¶蛇足の superfluous ; redundant

出典:旺文社和英中辞典

【蛇足】の使い方

この方面に関しては私ははなはだ不案内であるが上述の所説の行きがかり上少しばかり蛇足を加えることを許されたい。

出典:「日本人の自然観」 寺田寅彦

さて、これで物語は、どうやら五日目に、長兄の道徳講義という何だか蛇足に近いものに依って一応は完結した様子である。きょうは、正月の五日である。次男の風邪も、なおっていた。

出典:「ろまん燈籠」 太宰治

私自身の言葉を蛇足ながらつけ加えて、先生の告別の辞が、先生の希望どおり、先生の薫陶を受けた多くの人々の目に留まるように取り計らうのである。

出典:「ケーベル先生の告別」 夏目漱石

それは蛇足だ。
That’s redundant [ or superfluous].

出典:旺文社和英中辞典
出典:https://pixabay.com/ja/users/tumisu-148124/

よけいな言葉
superfluous words.

出典:旺文社英和中辞典

締めの言葉

いかがでしたでしょうか?

時代と共に読み方が変わっていく言葉は、まだまだ他にもあります。

日常の中に少し学びを取り入れて、そして、少しだけ「知識力」を高めてみてはいかがでしょうか?

最後はこの言葉で締めたいと思います。

『知識は力なり』knowledge is power

イングランドの哲学者、フランシス・ベーコンの格言でした。

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